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社会のことを書くんですかね
2024.05.03 Fri 13:39:25
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2010.12.05 Sun 05:18:20
本日、第27回NHK全国大学放送コンテスト(Nコン)の1日目でした。
DJ部門だけを観戦してサっと帰ってきた。各番組の講評を中心に振り返りたいと思う。

はじめに、筆者について。
昨年のNコンDJ部門2位作品のプロデューサー兼ディレクター。「ポジティブ」の人です。
そんな過去の遺産に縋り付く筆者が今年のDJ部門は気になって後輩たちにもバレずに一人観戦してきました。

以下、講評です。
※なお、個人の感想です。特別な効能や効果を表すものではありません。


<DJ部門全体>
審査項目に「聞き手への意識」が作成させられた昨年から、作品の風潮がやや変わったと思っている。
そして昨年筆者の番組が「公開生放送」を強く意識した番組を作成した影響か、その傾向を持った番組がいくつかあった。
他にも正統派?というかいつものDJ部門っぽい番組(FMチックな)を含め、色とりどりの6番組であったと思う。
また、アナウンス力は当然のようにレベル髙し、であった。


<各番組>
1.筑波大学THK筑波放送協会『地味★チェン』

(内容)
普段は目立たない地味なものをピックアップし、流行にプロデュースしていく。
プロデューサー役のアナウンサーにクセアリ。(いきなり英語挟んで来たり)
今回は「苔」を題材にする。

(感想)
去年の筆者番組意識してるなーと思った。最後列から観戦していたのでアナウンサーに合わせて部員がポーズ取ってるの丸見えでしたw

山下プロデューサーはバカになりきれていなかった。もっとぶっ飛んだキャラでもよかったと。苔、コケ、コケコッコー!!!とか言ってもよかったっしょー。

題材として「苔」、本当に地味すぎて公開生放送の場としては扱いにくかったのではないだろうか。絵の画像とかもうまく表現できてなかったため、聞き手が一瞬ついてこれなくなる感じ。

だが全体構成は非常にまとまっており、制作側が伝えたいメッセージは伝えきっていた印象だった。
アナウンス力も高い。特に女性パーソナリティの方。非常に使いやすいアナウンサーだなーと。


2.同志社大学同志社学生放送局『ふゆどりっ!』

(内容)
冬を特集。朝から夜までをBGMの変化とともに、情報を交えながら表現する。

(感想)
アナウンサーの実力不足なのか緊張によるものなのか、BGMと声の雰囲気、テンションが合っていなかった。あとは棒読み口調になる箇所が多かったり、間がないトークを繰り広げてしまったり。機材陣のレベルが高かっただけに勿体無い。それに尽きる。

また、雰囲気がとてもよかったのでELTの曲はクロス気味に入ってイントロ曲紹介の方がスムーズだと思った。


3.早稲田大学FMwaseda『悠々自活』

(内容)
一人暮らしの学生をターゲットに、
「自炊」をテーマにした、公開生放送と設定された番組。

(感想)
今回の作品の中で一番高評価だった。早稲田のBGM技術には去年も苦しめられたがw、今年も健在!
公開生放送形式をとても推していたので、アナウンサーと観客の掛け合いがOPであり、そこの瞬間その会場にいってしまったかのように錯覚する。一回引き込まれるので、料理紹介も想像しやすくなる。調理音のBGMも後押し。欲を言えば調理の場面、実際に調理するADがそこにいるかのようにアナウンサーに話してほしかった。

曲の使い方が上手い。今大会、曲を必ず使用する既定が加えられた。各大学がどう使ってくるか注目していたが、途中でBGレベルに下げて番組の伝えたいことをトークしていた。
またAIRレベルになった時に「エロ本が~」と歌詞が流れてきた時には少し笑ったが。ここまでが演出なら凄いw

アナウンサーの男性が、「本当に一人暮らしをしていそうな大学生男子」であった。それがまたこの番組に引き込まれた理由である。変なプロ気取りの人から「自炊SHIYOUZE」と言われても響かない。だが聞き手の大学生と同じ立ち位置で話してくれるため、メッセージが伝わる伝わる。「大学生の作品」というのがとても上手く演出されていた。


4.神戸海星女子学院大学アナウンス研究会『ラジオ・ステラマリス・アフタースクール』

(内容)
実際に大学で放送している番組。パーソナリティーの世界観を伝えるのが趣旨。今回はヴァイオリン弾きの女性アナウンサーの生い立ちを表現。

(感想)
アナウンサー自身の話をメインにする番組は、高く評価出来ない。聞き手をキャッチしようという意識が低いと思うからである。ただの大学生なのだから、最初から番組を聴く気があることはほぼない。そうなるとやはり、必要なのは聞き手と同じ立ち位置にたつ努力をすることである。そこから番組自体に引き込まれていくはずである。そうなると、この番組に「入り込む」ということは一切なかった。

アナウンスからミキシングまですべて一人で行っていたのにも「勿体無いな」と思った。
番組なんて複数人でやってなんぼ。そこからコンビネーションが生まれ、会場全体を巻き込んでいくはずだから。


5.弘前大学弘大ラジオサークル『しおりのスイートルーム』

(内容)
リスナーからのお便りをもとに、「癒し」をお届け。料理紹介なども行う。正統派DJ番組。

(感想)
正統派だけに、「ふーん」という感じ。着眼点の面白さなど特に見当たらず。耳の右から入って左から抜けていく感じ。BGMとしていい番組だなと思った。

タイトルについてなのだが、「しおりの」という個人名の冠が気にいらない。素人大学生が何冠番組持っちゃってるんですか!トークの中にも自分話があり、引き込む要素は全くなかった。
所詮素人なんだから、下を向いている顔がパッと上がるような番組を作りましょうよ。聞き手を振り向かせようよ。


6.KBC関西大学放送研究会『Make up Fantasy』

(内容)
ファンタジーは映画や夢の中だけの架空なものではない、日常のちょっとした瞬間にもファンタジーはあるはず。リスナーからのお便りを交えながら日常に隠れるファンタジーをみつけよう。

(感想)
今回の作品の中で一番着眼点が面白いと思った。そこついてきたか~という感じ。
だがそれは諸刃の剣になる。「聞き手に伝わりにくい」ということだ。
構成の話にもなるのだが、OPで趣旨を説明するのに手間取り、本編が具体例一つになってしまった。そこから曲に入ったので、悪い意味であっという間の番組であった。競馬で言うとベッラレイアの秋華賞。脚余して負けるパターン。
聞き手がこれからこの番組の世界に入るところで終わってしまったのは勿体無いな。

もう一つ苦言と呈すると、アナウンサー陣2人の息が合っていない場面がちょくちょく見られた。女性の方が緊張感が少しあり、実力を発揮しきれていなかった。


以上です。
ちなみに公式の結果は、
1位:筑波大学
2位:関西大学
3位:同志社大学

だった模様。
来年からはまたどんな番組が出てくるかはわからないが、明らかにレベルが急上昇しているとおもっている。
未来の後輩たちの躍進を願いつつ・・。

最後に、NHK全国大学放送コンテストの関係者並びに運営の方々、本当にありがとうございます。
これからも末永くこの大会が続いていきますように・・・
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今年から社会人の小童です。
しょうらいは不動産の開発をしたいのです。

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